
省エネと創エネを両立した 次世代型の公共施設

高知商工会館は、四国内の経済団体として初めて、環境省のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証事業に採択されました。
外壁・屋根・窓の高断熱化に加え、高効率な空調・換気・照明設備の導入と最適制御、太陽光発電による自家消費を組み合わせることで、ZEBランク「Nearly ZEB」を目指します。
これにより、建物全体の一次エネルギー消費量を75%以上削減することを目標とし、省エネと快適性を両立した施設運営を行っています。
また、天井や壁、カウンター、ベンチには県産材の檜をふんだんに使用し、地域資源を活かした環境配慮型の建築としました。
環境負荷の低減だけでなく、利用される方にとっても心地よい空間づくりを目指しています。

災害時に機能する 地域経済の復興拠点
高知商工会館は、高知市地域防災計画において防災拠点として位置づけられています。
建物は通常のビルと比べて約1.25倍の耐震性能を備え、揺れによる配管破損を防ぐ特殊工事を施すなど、災害時の継続利用を前提とした設計です。
太陽光パネルによる自家発電と蓄電池を備え、停電時にも一定の電力供給が可能。
さらに、受水槽に10トンの水を貯水し、災害時には館内への給水にも対応します。
今後は津波避難ビルとしての指定も予定されており、南海トラフ地震発生時には、地域の避難・情報集約・復興支援の拠点として重要な役割を担います。


人と情報が集まり 地域を支えるハブとして

高知商工会館は、商工会議所を核とした地域連携の拠点としての役割を担っています。
高知市・高知県の防災計画と連携し、災害時には中小企業の被害状況把握や、商業・経済復興に向けた支援活動の中心として機能します。
平時においても、貸会議室や相談室を活用し、中小企業向けの講演会や研修、各種相談対応を継続的に実施。
県・市・損害保険会社などとの協力体制を強化し、防災・減災を含めた地域経済の持続的発展を支えます。
周辺自治体との連携も視野に入れた設計と運用により、高知全体の活力を支える「つながりの拠点」を目指しています。

